東日本大震災被災地訪問記2 計画立案編②

 今回は、被災地訪問の予定を立てていたときに気づいたことの話がメインになります。そもそも東日本大震災で大打撃を受けたのは東北地方ですので、調布市から車で東北地方へ行く場合には首都高速を経由して東北自動車道で目的地へ、というイメージを持つ肩が多いと思いますし、自分もそうでした。

 ところが、見たいところをプリントアウトした地図にマーキングしているうちに、ふと思ったことがあります。
「あれ?なんかいこうと思っているところって沿岸部だな」
考えてみれば東日本大震災による被害は津波によるものが大部分なので、海に近い沿岸部ばかりなのは当たり前なのですよね。当時のニュースを覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、余震などが頻発していた頃の震度を知らせる地震速報で、福島県の「浜通り」「中通り」といった表現がありました。津波の被害はその浜通りに集中しているわけですから、今回の行き先もほぼ浜通りに集中します。

 一方、東北自動車道は中通りを南北に走っているため、今回の目的で使うには適しません。浜通りの方へ向かうには常磐自動車道を使うことになります。結果的に、今回の被災地訪問でのルートは、以下のようになりました。
1.行きと帰りは首都高速と常磐自動車道を使う
2.福島と宮城での移動はNEXCO東日本の[ドラ割]東北観光フリーパス南東北周遊プランを使う
ドラ割の東北観光フリーパスプランには首都圏発着プランもあるので、利用されるのも良いかもしれません。

 さて、このようにして行き先と交通手段が決まれば後は出発の日を待つだけです。次回からは訪れた様々な場所をご紹介しようと思います。東北の復興を後押しするためにも、もし興味を持たれた方がいたら是非行ってみてください。